予防歯科と定期健診について

予防歯科と定期健診は、どちらも歯の健康を守るために重要なものです。
予防歯科
予防歯科とは、むし歯や歯周病になる前に、それらを予防するための取り組みです。歯科医院での歯磨き指導やフッ素塗布、歯石除去などを行い、口腔内を清潔に保ちます。
定期健診
定期健診は、予防歯科の一環として行われるもので、歯や口腔内の状態を定期的にチェックし、異常があれば早期発見・早期治療につなげることを目的としています。
市では、20歳から80歳の方を対象に、5年に一度の歯周病検診を無料で行っています。この機会に、かかりつけ歯科医を持って、定期的な検診で健康な歯を保ちましょう。
こんな方におすすめ

予防歯科や定期健診はこんな人におすすめです。
歯周病や虫歯になりやすい方
お菓子やジュースなど甘いものが大好きで頻繁に食べる方や、口呼吸が習慣化し口腔内が乾いている方、喫煙者などは歯周病や虫歯のリスクが高まります。
全身疾患を持っている方
糖尿病、心臓病など、全身疾患を持っている人は、口腔内の状態が全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。定期的な検診で、口腔内の状態を良好に保ちましょう。
妊娠中の方
妊娠中はホルモンバランスの変化や、つわりによる歯磨き不足など、様々な要因が重なり歯周病になりやすくなります。
妊娠中に虫歯や歯周病になると、早産や低体重児出産のリスクを高めるだけでなく、口腔内の細菌が赤ちゃんに感染し、乳幼児期における虫歯の原因となる可能性もあります。
妊娠中は、お母さんだけでなく、お腹の赤ちゃんのためにも、口腔ケアをしっかりと行うことが大切です。市が交付している「妊産婦歯科健康診査受診票」を利用すれば、無料で検診が受けられます。(妊娠中から産後1年間)
予防歯科・定期健診のメリット

予防歯科や定期健診のメリットをご紹介します。
口腔内の健康状態を維持できる
歯科医院でのクリーニングは、ご自身での歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石を除去し、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を抑えます。
また、定期的な検診では、初期の虫歯や歯周病を早期発見できるため、悪化する前に治療を開始できます。
さらに、歯並びや噛み合わせの状態をチェックすることで、顎関節症などのトラブルを未然に防ぐことも可能です。
経済的な負担を軽減できる
むし歯や歯周病になると、治療に何度も通院が必要で、高額な費用がかかることも。予防歯科の定期検診は、初期費用はかかりますが、大きな病気になる前に防ぐことができ、長期的にみると医療費の節約にもなります。
予防歯科や定期健診は歯の健康を守るだけでなく、全身の健康維持にもつながる、とても大切な習慣です。「歯医者に行くのが怖い」「特に何もないから大丈夫」と思っている方も、一度歯科医院を受診してみましょう。
当院で行っている予防歯科・定期健診の内容

ブラッシング指導
予防歯科におけるブラッシング指導は、虫歯や歯周病を防ぐために非常に重要なものです。
口腔内の状態や年齢にあわせ、歯ブラシの動かし方、力のいれ具合、歯と歯の間の磨き方など、具体的なブラッシング方法を指導します。
エアフロー(クリーニング)
エアフローは、従来の歯石除去方法と異なり、歯のエナメル質を傷つけることなく、歯垢や着色汚れを優しく除去できます。
炭酸水素ナトリウムやアミノ酸のパウダーと強力な水流の力で、歯本来の白さを取り戻し、口内を清潔に保ちます。また、歯周ポケット内の清掃にも有効で、歯周病の予防にも効果的です。
PMTC
PMTCとは、「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、専門的な機械を用いて歯を清掃し、口腔内の健康な環境を維持する一連の治療のことです。
日常のブラッシングでは取り除きにくい、歯と歯の間や歯周ポケットの汚れを、デンタルフロスや歯間ブラシ、専用の器具を使って丁寧に清掃します。さらに、フッ素コートを行うことで、歯の表面を強化し、むし歯を予防します。
定期健診
定期健診では歯肉が腫れていたり、赤くなっていたりしないか、出血しやすい状態かどうかなど口腔内を詳しく検査します。
歯周病の初期症状である歯肉炎の有無を確認し、歯周ポケットの深さを測定、虫歯や歯周病などの口腔疾患を早期に発見し、治療を開始することで重症化を防ぎます。
必要に応じてレントゲンを撮影したり、顕微鏡検査や唾液検査を行う事もあります。
当院の予防歯科・定期健診の流れ

予防歯科・定期健診は、一般的に以下の流れで行われます。
①口腔内検査
虫歯や歯周病の有無、歯の汚れ、歯肉の炎症など、様々な角度から口腔内の状態をチェックします。
②歯のクリーニング
歯ブラシでは落としきれない歯垢や歯石を、専用の器具を使って取り除きます。これにより、虫歯や歯周病の原因となる細菌の繁殖を防ぎます。
③ブラッシング指導
一人ひとりの歯の状態に合わせて、正しい歯磨きの方法を指導します
④フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗布することで、歯を強化し、むし歯になりにくい状態にします。歯の健康に関する悩みや疑問があれば、歯科医師や歯科衛生士に相談も可能です。
定期健診は、3ヶ月〜6ヶ月に一度受けることが推奨されています。ご自身の歯の健康を守るために、ぜひ定期的に歯科医院を受診しましょう。