セレックとは?

セレック(CAD/CAM)とは、被せ物や詰め物などの補綴物を、最新の審美機器によって自動で製作する歯科治療です。1〜2時間前後で治療が完了するため、治療時間や費用が抑えられる傾向にあります。
補綴物の製作において、これまでは歯科技工士が手作業で製作していたため、どうしても時間がかかっていました。当院では、セレックシステムを導入することで、「医院での型取り⇒歯科技工士へ製作依頼⇒歯型到着」といったプロセスを削減しているため、最短で治療が可能となっています。
こんな方におすすめ
■治療時間や通院回数を抑えたい方
セレック治療は、最新のCAD/CAMシステムを使用して、たった1回の来院で治療が完了します。従来の治療では、型取りと仮の詰め物を入れる1回目の治療と、完成した詰め物を装着する2回目の治療が必要でしたが、セレックでは3Dスキャンから製作、装着まで約1時間で完了。お忙しい方でも、スケジュールを立てやすく効率的に治療できます。
■金属アレルギーをお持ちの方
セレック治療で使用する材料は、セラミック製なので金属アレルギーの心配がありません。
金属を一切使用しないため、アレルギー反応による痒みや腫れといった不快な症状を気にすることなく、安心して治療を受けていただけます。
また、見た目も自然な歯の色に近いセラミックなので、審美性も優れています。
■コストを抑えて治療したい方
セレック治療は、通院回数が1回で済むため、通院にかかる交通費や時間のコストを大幅に削減できます。
また、従来の方法で必要だった技工所への外注費用が不要なため、その分のコストダウンが可能です。
長期的に見ても、セラミックは耐久性に優れているため、頻繁な詰め替えや再治療の必要性が少なく、結果的に治療費の節約につながります。
■虫歯の再発を予防したい方
セレック治療で使用するセラミックは、従来の詰め物に比べて歯との適合性が格段に優れています。
3Dスキャンとコンピュータ制御による精密な加工により、歯とセラミックの間に隙間ができにくく、その結果、細菌が入り込む余地が少なくなります。
また、セラミックは変形や劣化が少ない材質のため、長期的な虫歯の再発リスクを低減できます。
さらに、プラークが付きにくい特性もあり、日々のお手入れもしやすいという利点があります。
当院のセレック治療における特徴

高品質な素材ブロックを使用
当院では、審美性・耐久性に優れた「e-max(イーマックス)」と、強度・耐久性に優れた「ジルコニアセラミック」の素材ブロックを採用しております。さらに、当院で使用するセレックのブロック素材には、「セルトラDUO」も加わります。これにより、患者様のニーズに合わせた最適な治療が可能となります。
e-maxはガラスセラミックで作られており、金属アレルギーが心配な方でも安心してお使いいただける素材です。自然歯に近い色合いを再現でき、変色も防いでくれるため、審美性が高いと言われています。
ジルコニアセラミックは、天然ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち、強度と耐久性に優れた素材です。噛みしめが強い方や奥歯の治療など、強い負荷がかかる部分への治療に適しています。e-max同様、セラミック素材のため金属アレルギーの心配はありません。
セルトラDUOは、従来のセラミックブロックに比べ、より高い強度と適応性を兼ね備えた素材です。これにより、患者様一人一人に最適な治療が提供できます。
従来のセラミック治療と異なるプロセスで最短装着
セラミック治療 | セレック治療 | |
施術プロセス | 【1回目の来院】 ・型取り ・土台作り ・仮歯の装着 ・歯科技工士へ製作依頼 |
【1回目の来院】 ・口腔内スキャナー(型取り) ・補綴物の設計と製作 ・本歯の装着 |
【2回目の来院】 ・本歯の到着 ・本歯の装着 |
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治療期間 | 2週間~1ヶ月 | 最短1日~ |
セラミック治療は、歯科技工士から本歯が到着するまでに時間を要するため、最低でも2回以上の通院が必要となっていました。(患者様の状態によっては、型取り前に虫歯治療やクリーニングが必要なこともあり、当日に型取りができない場合もあります。)
一方セレック治療は、歯型の採取から製作まですべて機械で行うため、1〜2本あたり1時間程度で製作が完了します。最短で当日中に補綴物を装着できるため、仮歯や土台を製作する必要がなく、短い時間で治療が完了します。
セレック治療のメリット

変色が少なく耐久性に優れている
セレック治療で使われる素材にはセラミックが使われているため、食生活や経年劣化による変色を抑える効果が見込めます。使用する素材によって異なりますが、e-maxやジルコニアであれば、およそ10〜20年の耐久性があることもメリットの1つです。
また、セラミック自体がプラーク(歯垢)がつきにくい性質を持つため、虫歯の再発リスクも抑えてくれます。長い期間美しい歯が続くので、コストパフォーマンスが高いといえる歯科治療です。
金属アレルギーによる症状の心配がない
セレック治療の素材であるセラミックは、非金属のため金属アレルギーの心配がありません。もともと金属アレルギーではなくても、銀歯などの金属が長期間口腔内にあることで、「発疹」「口内炎」「歯茎の炎症」「掌蹠膿疱症(手のひらや足の裏にできる水膨れ)」などを引き起こす可能性があります。
セレック治療のデメリット

歯を削る範囲が広い
銀歯などの被せ物と比べて、セレックは歯への密着度が高い治療法です。そのため、どうしても歯を削る範囲が広くなってしまう点は難点といえます。
治療箇所によっては破損するケースも
セレックは基本的に耐久性に期待できる治療法ですが、強い噛みしめがある場合や、衝撃によっては破損する場合もあります。とはいえ、コンピューターで製作されているので、簡単に再製作することは可能です。
当院のセレック治療の流れ

①3Dスキャン・設計
3Dカメラ口腔内を撮影し、治療歯の補綴物をモニター上で設計していきます。
②調整・製作
モニターに映し出された設計データを確認しながら、補綴物の形状や嚙み合わせを微調整します。とくに問題なければ、患者様の色味に合わせた素材ブロックを選択し、補綴物の製作を開始していきます。
③装着
切削機器から完成された補綴物を取り出し、患部に装着して完成です。